
県は20日、新庄市の家族6人が有毒のキノコ「ツキヨタケ」を誤って食べ、幼児を含む男女5人が食中毒の症状を訴えたと発表した。食用のヒラタケと思って食べたといい、毒キノコによる食中毒は今季2件目。全員快方に向かっている。
県食品安全衛生課によると、症状を訴えたのは、就学前から60代までの男女5人。18日に60代男性が真室川町内の山林でキノコを採取し、同日午後6時半ごろから自宅できのこ汁にして食べた。約1時間半後、吐き気や嘔吐(おうと)、寒気の症状が出たため、新庄市内の医療機関を受診した。
19日に連絡を受けた県最上保健所が調べたところ、キノコはツキヨタケだったことが分かった。
同課はツキヨタケはムキタケやヒラタケと間違えやすいとし、注意を呼び掛けている。