2019/06/18【腸管出血性大腸菌:O157】弁当惣菜店でO157食中毒 14人が血便など訴え 静岡県藤枝市 /静岡県

今月5日から7日にかけて、静岡県藤枝市の弁当惣菜店で調理された料理を食べた14人が、あいついで血便などの症状で医療機関を受診・入院していることがわかった。患者の便から腸管出血性大腸菌O157が検出されたことなどから、静岡県は食中毒と断定し、当分の間、営業禁止を命じた。

食中毒が発生したのは、静岡県藤枝市高洲の惣菜店「知久屋高洲店」。県健康福祉部によると、同店で今月5日から7日にかけて調理された惣菜を食べた20歳から89歳までの男女14人が、あいついで血便や下痢、腹痛などの症状で医療機関を受診し、このうち12人が入院しているという。

患者に共通するのはこの店の料理だけであることから、中部保健所が食中毒だと断定し、17日以降、当分の間の営業を禁じた。

O157は牛や豚などの大腸にいる病原菌で、汚染された食物を食べると、3〜5日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛や下痢、血便などの症状が現れる。重症化すると、溶血性尿毒症症候群や腎機能の低下、脳症などの後遺症を残すこともある。

感染力が非常に強く、水や土のなかでも数週間から数カ月生き続け、冷凍庫内の低温や胃酸などの酸性にも強い。感染を防ぐには、生肉を避け、「75℃1分以上」の加熱で死滅させるのが一番だ。また、生野菜にも付着している場合があるため、まな板や調理器具を使いまわすのも汚染拡大につながる。

https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/9/29797.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る