2022/03/23【SFTSウイルス:マダニ感染症】SFTS発症の女性 猫を介して感染 宮崎大学が発表 /宮崎県

これからの時期、注意が必要なマダニが媒介する感染症「SFTS・重症熱性血小板減少症候群」についてです。
宮崎大学がSFTSに発症した宮崎市の女性の感染源を調べた結果、猫を介して感染していたことが分かりました。
これは、宮崎大学の医学部附属病院と産業動物防疫リサーチセンターの調査により分かったものです。
大学では、今年2月、SFTSに感染した宮崎市の80代女性が、死んだ地域猫を埋葬する際、血液に素手で触れていたため、調査を実施。
猫がウイルスに感染していたことが確認され、女性が、猫を介してSFTSに感染したことが分かりました。
これまでも、SFTSウイルスに感染した犬や猫にかまれる、もしくは、発症して衰弱した動物の血液などの体液に触れることで人に感染する可能性が指摘されていましたが、県内で一般の人への感染が確認されたのは初めてです。
SFTSは、人に感染すると2割から3割の人が重症化し、県内でも毎年、死者が出ています。
(宮崎大学・膠原病感染症内科 梅北邦彦診療科長)
「ダニにかまれないように対策をするというのはもちろんですけれども、ペットがかまれないように対策をしていただくということが肝心なのかなと思う」
宮崎大学では、猫や犬の体調が悪い場合はSFTSに感染している可能性もあることから、動物病院を受診してほしいとしています。
SFTSに猫が感染すると6割が死んでしまうということですから、やはり飼い主さんは気を付けてほしいと思います。
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