2020/06/15【新型コロナウイルス:COVID-19】東京 48人感染 新宿“夜の街”集団検査20人含む 新型コロナ /東京都

東京都の関係者によりますと、15日、都内で新たに48人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。
新宿区のいわゆる「夜の繁華街」で接客を伴う飲食店の関係者が集団検査を受けた結果、感染が確認された20人が含まれているということです。
1日の感染の確認が40人以上となるのは2日連続です。
これで都内で感染が確認された人は、合わせて5592人になりました。

小池知事「むしろ確かな数字に」

東京都内での15日の感染の確認が48人だったことについて、東京都の小池知事は記者会見で、「きのうも47人、きょうは48人の陽性者で、『そんなに増えたのか』と考えるかもしれないが、これは、陽性者を出した飲食店の皆さんに積極的に検査を受けてもらったことによって陽性者が増えたということだ。確認できているという点で、むしろ確かな数字になってきているのではないか」と述べました。
そのうえで、「積極的な調査を行うことが都民の健康や命を守ることにつながり、検査をしっかり進めるというステージに入っていることの証左だ」と述べました。

専門家“市中感染の拡大と考えにくい”

東京都内で感染が確認された人が2日連続で40人以上となったことについて、感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎教授は「3分の1以上が夜の街の関係者で、症状がなくても自主的に検査を受けている。この人たちを差し引くと、それほど増えている訳ではない。ふつうに街なかで暮らしている人がどこから感染したかわからないようなケースは多くはない。現時点では市中感染が広がっているとは考えにくい」と話しています。
そのうえで、「東京アラートが解除されてステップ3に移行したのが先週で、今月下旬ごろまでは注意深く、推移を見守り、感染予防対策は引き続き心がけないといけない」と話しています。
さらに、渡航制限の解除に伴って、感染が再び広がるおそれがあるとして「感染の揺り戻し、再燃に注意し収束するまでは、完全に安心してはいけない。行政は医療や検査の体制整備を行うとともに、一般の人たちも油断せずに一定の予防対策をとり続けてほしい」と話しています。
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