2019/04/25【インフルエンザ】県立中央病院でインフル集団感染 医師、看護師ら46人 /山形県

山形市の県立中央病院(武田弘明院長)で今月、医師や看護師など50人近くがインフルエンザに集団感染していたことが24日、分かった。これに伴い入院や外来、検査などの医療提供体制で、患者を受け入れられないといった影響は出ていないという。
県病院事業局によると、今月20日、医師や看護師を含む医療スタッフ24人の集団感染が確認された。数日前から数人の感染者が出ていたというが、20日に急増した。23日には、医師や看護師など医療職45人と患者1人の計46人の感染が明らかになった。同病院は20日、山形市保健所へ自主的に集団感染の発生を報告している。
同事業局によると、感染者のほとんどが医療スタッフのため、診療では患者の受け入れを制限せず、今後も通常通りの医療提供体制を続けていく予定。同病院は職員に対してマスクの着用や手洗いの徹底、ドアノブなどを小まめに拭くことを求めた。
一方、県衛生研究所は24日、県内46カ所の定点医療機関を通じた第16週(15~21日)の患者報告数が1定点医療機関当たり県全体5.50人で、第15週(8~14日)の3.28人から増えたと発表した。感染のピークはおおむね1月中旬~下旬とされているが、東京などでは依然として流行が続いている。

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