2021/08/09【新型コロナウイルス:COVID-19】国内でも確認「ラムダ株」 感染力は? ワクチン効果は?

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、また新たな変異ウイルスが国内で初めて確認された。
それが、「ラムダ株」といわれる変異ウイルス。
このラムダ株は、南米のペルーに滞在歴があって、7月20日に羽田空港に到着した30代の女性から見つかった。
国立感染症研究所によると、ラムダ株は2020年8月にペルーで初めて報告されている。
ラムダ株が猛威を振るったペルーでは、2021年4月に1日の死者数が1,200人を超えて、5月には1日の感染者が2万人に達する日があった。
国際医療福祉大学の松本哲哉教授によると、ラムダ株のくわしい性質はまだわかっていないという。
ただ、感染力については、「デルタ株と同等程度の可能性がある」と指摘していて、すでに日本で置き換わっているインド型変異ウイルス「デルタ株」は、1人の感染者から5人から9.5人に感染を広げるとアメリカのCDC(疾病対策センター)が報告している。
そして、ワクチンが効くのかという点については、国民の6割以上にワクチン接種が進んでいるチリでもラムダ株の感染が拡大しているという状況から、ワクチンの効果はデルタ株よりも下がる可能性があるかもしれないと松本教授は指摘している。
ただ、チリでのワクチン接種は大半が中国製ということで、日本はファイザーやモデルナということもあるため、一概には比べられない。
データが変わってくる可能性があるが、ワクチンの効果については懸念があるという。
松本教授は、今後ラムダ株が、国内ですでに広がっているデルタ株と共存する形で広がっていくのではないかと推測している。
https://news.yahoo.co.jp/…/aae1e50f3775b1e9f9b24307a160…

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