仁川の永宗島で発見
航空貨物によって韓国に飛来か
デング熱ウイルスを媒介する蚊が韓国国内で初めて発見された。過去にデング熱に感染した患者が入国したケースはあったが、媒介する蚊が発見されたのは今回が初めて。
疾病管理本部が今月15日に明らかにしたところによると、7月の第1週に仁川市の永宗島にある乙旺山で採取した100匹の蚊のうち、2匹のカラツイエカからデング熱の原因となるデング熱ウイルスの遺伝子が検出されたという。タイの患者や蚊から検出された遺伝子とよく似たタイプであることから、ここ最近デング熱患者が急増している東南アジアの蚊が航空貨物などを通じて移動してきたとみられる。デング熱に感染すると突然の高熱、頭痛、筋肉痛などの症状が出てくる。
デング熱ウイルスは主にネッタイシマカなどによって感染する。疾病管理本部のチョ・シンヒョン媒介体分析課長は「カラツイエカは現時点ではデング熱ウイルスの媒介力が明らかになっておらず、韓国国内での分布も少ないので、この蚊が発見されただけで患者が発生する可能性が高まったとは言えない」との見方を示した。日本では2014年に東京都心の代々木公園でデング熱ウイルスを持つ蚊が発見され、公園にいた128人を含む159人が日本の国内感染によってデング熱を発症している。
http://www.chosunonline.com/…/html_dir/2019/07/18/201907188…