次亜塩素酸ナトリウムの活用について

次亜塩素酸ナトリウムの活用について

次亜塩素酸ナトリウムは、通称塩素とも呼ばれている消毒薬です。消毒以外にも漂白効果があるため、家庭用の漂白剤にも使用されております。

また、ご存知の通り水道水の消毒にも使用されており、残留塩素濃度が蛇口の先までで設定されております。

家庭用漂白剤による除菌について

医薬品や医薬部外品だけでなく、一般雑貨である家庭用漂白剤にも除菌が可能です。
また、漂白剤によっては主成分が異なりますので、塩素系漂白剤と記載されたものに次亜塩素酸ナトリウムは含まれております。

塩素系漂白剤

主成分:次亜塩素酸ナトリウム

酸素系漂白剤(液体)

主成分:過酸化水素

酸素系漂白剤(粉末)

主成分:過酸化ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムの希釈について

次亜塩素酸ナトリウムは、適切な濃度に希釈をして使用します。
濃ければ良いというわけではなく、対象物と環境に合わせて希釈しましょう。

対象:便、嘔吐物処理した後の消毒など
濃度:0.1%(1,000ppm)

対象:通常の消毒・滅菌
濃度:0.02%(200ppm)

5%(50,000ppm)の濃度の場合の希釈方法

ご家庭用の漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムの濃度は5~6%程度です。

0.1%(1,000ppm) 50倍
水500mℓにペットボトルキャップ2杯程度
水2ℓにペットボトルキャップ8杯程度

0.02%(200ppm) 250倍
水1ℓにペットボトルキャップ1杯程度
水2ℓにペットボトルキャップ2杯程度

15%(150,000ppm)の濃度の場合の希釈方法

業務用の次亜塩素酸ナトリウムの濃度では15%前後のものがあります。

0.1%(1,000ppm) 150倍
水1ℓにペットボトルキャップ1杯程度
水2ℓにペットボトルキャップ2杯程度

0.02%(200ppm) 750倍
水2ℓにペットボトルキャップ半分程度

希釈時の注意事項

ペットボトルキャップは1杯約5mℓです。
次亜塩素酸ナトリウムは、用度調整(ヨウドチョウセイ)とし、作り置きせずに24時間以内で使用すること。

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