2022/05/26【サポウイルス:感染性胃腸炎】盛岡市内で「サポウイルス」による感染性胃腸炎の集団発生 /岩手県
盛岡市内の教育・保育施設で、利用者や職員合わせて27人がおう吐や下痢などの症状を訴え、盛岡市保健所は、「サポウイルス」による感染性胃腸炎の集団発生だとして、手洗いや消毒の徹底などを呼びかけています。
盛岡市保健所によりますと、今月16日、利用者が100人以上いる市内の教育・保育施設から、「複数の利用者や職員がおう吐や下痢の症状を訴えている」という連絡が保健所にありました。
保健所が18日に調べたところ、今月2日から17日までに利用者や職員27人に症状があったことが確認され、このうち8人から、急性胃腸炎の原因となるウイルスの1つである「サポウイルス」が検出されました。
保健所では、施設で提供された給食も調べましたが、食中毒の菌は見つからなかったため、保健所は「サポウイルス」による感染性胃腸炎の集団発生だと断定したということです。
県内では、今年度、感染性胃腸炎の集団発生はこれで12件となり、このうちサポウイルスによるものは9件に上ります。
保健所では、調理前や食事の前、それにトイレのあとの手洗いの徹底や、吐いたものの処理は、マスクや手袋を付けて換気をしながら行うことなど、予防を徹底するように呼びかけています。