2022/02/24【新型コロナウイルス:COVID-19】コロナ 死者数増加 “高齢者の感染減らず今後も増加のおそれ”

オミクロン株が広がった新型コロナウイルスの感染拡大の第6波で亡くなった人の数はことしに入ってから23日までに4000人を超え、デルタ株が広がった去年夏の第5波を上回っています。
専門家は重症化リスクの高い高齢者の感染があまり減っておらず今後も亡くなる人の数は一定期間増え続けるおそれがあるとして、ワクチンの追加接種の推進や感染対策を続けることが必要だと指摘しています。
新型コロナに感染して亡くなった人の発表は23日は246人で、今回の感染の第6波で亡くなった人はことしに入ってから4196人となりました。
去年夏の第5波では新型コロナに感染して亡くなった人は
▽去年8月から10月までで3073人
▽第4波で感染したあと亡くなった人も含まれているとみられる去年7月の発表分を合わせても3483人で
今回の第6波の方が多くなっています。
オミクロン株はデルタ株などに比べて重症化するリスクは低いとされていますが
▽感染者数は去年7月から10月の4か月間でも92万人余りだったのに対し、第6波では23日までの2か月足らずでおよそ297万人と桁違いに多くなっていることや
▽2回のワクチン接種から時間がたち、効果が下がっていることもあり
亡くなる人が多くなっています。
これについて厚生労働省の専門家会合のメンバーで国際医療福祉大学の和田耕治教授は「感染者数自体が非常に多くなる中で重症化リスクの高い特に80代から90代の高齢者に感染が広がっている。感染をきっかけとして脱水や誤えん性の肺炎などが起き、体の状態が悪化して亡くなる方が増えているという状況だと思う。現在新規の感染者数自体は減ってきているが、減少した多くは若い世代で高齢者の感染はあまり減っていない。今後も亡くなる人の数は一定期間増え続けるおそれがある」と話しています。
一方で重症者数はおよそ1500人と第5波の時期の去年9月の2200人ほどよりは少ない状態が続いていて、和田教授は「早い段階での治療ができず病院に搬送されてきた時点でかなり状態が悪化しているケースも多くなっている。特に高齢の患者では人工呼吸器をつけないまま、重症者とカウントされずに亡くなっている方もいる」と指摘しました。
和田教授は「もともと冬場で転倒によるけがや循環器の病気が多く、特に救急医療の需要が多い時期にコロナの拡大が重なり、医療体制が急激にひっ迫している。日常生活の中では実感しにくいが、例えば事故にあったり急な病気になったりして医療を必要とした時に困難に直面する。コロナにかかっていなくても本来なら医療で救えた命が救えなかったということが日々、起きているおそれもある。ワクチンの追加接種をさらに進めるとともに地域全体で感染を継続的に押し下げることが求められる」と話しています。
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