2021/10/26【新型コロナウイルス:COVID-19】ロシア、コロナ新規感染が過去最多 東欧諸国で制限導入相次ぐ /ロシア

新型コロナウイルス感染が再拡大しているロシアで25日、過去24時間の新規感染者数が3万7930人と、過去最多に達した。東欧諸国でも感染状況は悪化しており、感染拡大抑制に向けて新たな制限措置を導入する動きが出ている。
プーチン大統領は先週、感染拡大防止に向けて、全土で今月30日から11月7日までの約1週間を「非労働日」とする政府案を承認した。
タス通信によると、ロシア国内の6地域では25日から、前倒しで非労働日が開始された。
モスクワでは学校が閉鎖され、60歳以上のワクチン未接種者は今後4カ月間、外出が禁止される。
ロシア通信(RIA)によると、モスクワに次ぐ第2の都市サンクトペテルブルクでは、市民の少なくとも80%がワクチン接種を済ますまで制限措置は解除されない見通し。ロシア全体でこれまでにワクチン接種を済ませているのは人口の3分の1程度という。
ロシアでは過去24時間の新型コロナ感染症による死者が1069人に達した。
ルーマニア、チェコでは25日から新たなコロナ抑制策が導入されたほか、スロバキアでは制限措置が幅広い地域に拡大された。ブルガリアでは制限措置の違反者に対し、警察が罰金を課す方針という。
ポーランド保健当局は、感染者の増加が続けば、制限措置を厳格化する必要があると警告。しかし、ロックダウン(都市封鎖)の導入は計画していないと強調した。
アジアでは、パプアニューギニアで感染が拡大し、赤十字は世界各国に同国への支援を呼び掛けている。感染が再拡大している中国では、北京マラソンが延期された。北京オリンピックの開催を約4カ月後に控える中、中国政府は感染抑制策を強化している。
ワクチン接種が奏功していたニュージーランドでも、25日の新規感染者は109人と、過去2番目の多さとなった。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-7-18

    次世代リーダー研修(総合リスク管理兼リーダー研修)

    感染症や食中毒対策、BCP、リスク管理、次世代リーダー育成など、事業の成長と防衛に欠かせない研修をパ…
  2. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  3. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  4. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  5. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…

おすすめ記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る