2021/06/12【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナが影響 要介護手前の「フレイル」高齢者増加か

新型コロナウイルスによる生活環境の変化が高齢者の健康に与える影響を国立長寿医療研究センターなどのグループが調査したところ、去年1月以降、介護が必要となるリスクが高い状態の高齢者が例年よりも増えているとみられることが分かりました。
この調査は国立長寿医療研究センターと筑波大学のグループがことし1月に行ったもので、全国の65歳以上の高齢者1600人を対象にインターネットを通じてアンケートを行い、937人から回答を得ました。
その結果、去年1月からの1年間で、新たに介護が必要になる手前とされる「フレイル」と呼ばれる状態になった人は全体のおよそ16%にあたる150人だったということです。
5年前の同様の調査ではおよそ11%で、今回は1.5倍程度に増えていてグループによりますと新型コロナウイルスにより、外出や知人と会う機会が減るなど生活環境が変わったことが影響している可能性があるということです。
また、家族と同居し、近所付き合いなど社会との接点が多い高齢者に比べて1人暮らしで社会活動が少ない人では、「フレイル」になるリスクがおよそ2倍に上がっていたということです。
国立長寿医療研究センターの荒井秀典理事長は「フレイルの状態を放置すると要介護や認知症につながるので感染対策とともに、運動や社会参加を促す取り組みが必要だ」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken…/20210612/1000065661.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る