「第4波」では、学校や職場、飲食店などで「集団感染」とみられるケースが相次いでいます。長野県は、新型コロナウイルスの最近の感染事例についてまとめました。
〇症状があるのに出勤・登校
鼻水やのどの違和感、発熱の症状があったが、花粉症かと思い込み、会社や学校に出勤・登校。その後、症状が悪化して陽性が判明し、職場の同僚や同級生にも感染が拡大した。
〇換気の悪い空間で時間を過ごした
マスクを着用していたが、換気の悪い空間で陽性者と距離をとらずに会話をしていた。
〇飲食店で感染拡大予防ガイドラインを遵守されていなかった
アクリル板の設置がなく、換気が不十分でマスクをせずに接客していた店舗において、従業員と利用客が集団感染した。
〇マスクを外して会話
昼食時や休憩時にマスクを外して同僚と大きな声で会話をしていた。
〇感染対策の気の緩み
スポーツなどの際に更衣室やトイレなどを共有していたが、ロッカーなど共有物の消毒が不十分で、出入口に置かれた手指消毒薬もほとんど使用していなかった。
■直近1週間の感染状況
また、県は24日、直近1週間（5月17日~23日）の新型コロナウイルスの感染状況のまとめを公表しました。
県がまとめたのは、週ごとの新規感染者数や推定される感染経路別の人数や割合などで、感染拡大が長期化する中、傾向などを知ってもらい、感染防止対策に役立ててほしいと毎週月曜日に公表しています。
直近1週間の新規感染者は前週より31人多い276人でした。地域別で特に増加が目立つのは、伊那保健所管内60人（前週比37人増）、松本市保健所管内46人（前週比15人増）です。
推定出来る感染経路で最も多いのが「同居者間」の93人（37.3%）。「飲食関連」も前の週より28人増え39人（15.7%）確認されました。また、経路不明は40人（16.1%）です。
また、変異ウイルスについて、直近1週間で90人の検査を実施し、83人が陽性で割合は92.2%となりました。
■県独自の感染警戒レベル
県内では、現在、全圏域に県独自の感染警戒レベル「4」以上が出ています。また、全県に「医療警報」発出中です。
■県独自の感染警戒レベル
・レベル5・特別警報2
　上伊那圏域の5市町村（伊那市・駒ヶ根市・箕輪町・南箕輪村・宮田村）
・レベル4・特別警報1
　長野圏域・松本圏域・上田圏域・佐久圏域・諏訪圏域・上伊那圏域（レベル5の5市町村以外の地域）・南信州圏域・木曽圏域・北アルプス圏域・北信圏域
■医療警報　全県に発出中
https://news.yahoo.co.jp/…/95a9bf5d65456e03391cfb3e5bb1…