2020/06/17【新型コロナウイルス:COVID-19】北九州「探知不能な感染の可能性」 クラスター班が報告 /福岡県

北九州市は16日、新型コロナウイルス感染再拡大後に現地入りした厚生労働省クラスター(感染者集団)対策班の暫定報告の概要を明らかにした。市内全域で感染経路不明な感染者が確認され、多くが無症状だったことから「顕在化しない探知不能な感染伝播(でんぱ)が起こっていた可能性がある」と指摘。感染が疑われる人などに継続的にPCR検査が実施されており、「市中感染の探知体制は機能していた」と評価した。
5月23日以降の感染再拡大で高齢者が全体の感染者の63%を占めていると指摘し、介護施設では寝たきりの入所者もいることから「職員による媒介の可能性がある」とした。
救急搬送で陽性が判明した例は感染経路不明者の31%に上るとした。医療機関での感染拡大については「感染が疑われない状況下で患者から職員、職員から患者への伝播が起こった」と指摘。重症者の増加に備えた医療体制構築や福祉施設での感染対策の教育などを提言した。
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