2020/06/10【新型コロナウイルス:COVID-19】米食品処理施設で新型コロナ集団感染、食肉以外でも幅広く-調査 /アメリカ

・食肉加工以外で少なくとも60カ所、感染者は1000人を超える-EWG

・このような食品加工施設での感染に関する全国的な統計は初めて

新型コロナウイルスの集団感染が食肉以外の米食品加工施設でも多発していたことが、環境保護団体EWGの調査で明らかになった。そうした施設の数は少なくとも60カ所に上り、感染者は1000人を超えるという。
連邦政府機関によるデータの報告がないことから、EWGが地元メディアの報道を基にまとめた。
主要農業地帯であるワシントン州ヤキマ郡は米西海岸で1人当たりの感染率が最も高い。密な空間でリンゴをはじめとする食品の処理・加工が行われることが多い場所だ。 
ヤキマ郡の果物生産業者ボートン・アンド・サンズで選果作業員としてパート勤務するポーラ・ザンブラーノさん(61)は、「職場では新型コロナへの備えがなかった。話題にならなかったし、知らなかった」と話した。4月に施設内で感染が起き、心配のあまり3週間出勤しなかったが、その後は生計維持のためやむなく職場に戻ったという。
ボートン・アンド・サンズのオーナーで事業運営担当ディレクターのジョン・ボートン氏と、事業開発担当ディレクターのエリック・ボートン氏に電話でコメントを要請するメッセージを残したが、返答は得られていない。
ヤキマ郡のケースはEWGの数字がほぼ間違いなく過少評価であることを示すヒントになる。
ワシントン州で法務サービスを提供する非営利団体コロンビア・リーガル・サービシズがヤキマ郡の衛生当局に事業主別の感染件数の情報開示を要請したところ、6月2日時点で23の果実関連施設において470件の感染との結果が得られたという。先のEWGによるリストでは、ヤキマ郡は施設1カ所で31件のみとされていた。
https://www.bloomberg.co.jp/…/2020-06-10/QBOIP5DWLU6K01

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る