2020/04/17【新型コロナウイルス:COVID-19】中央市民病院 感染者が23人に /兵庫県

神戸市は、中央市民病院で、医療スタッフや入院患者あわせて6人の感染が確認され、院内での感染者数が23人になったと発表しました。
このうち、重症となっている70代の男性患者は、PCR検査で陰性が続き、5回目の検査で陽性と判明したということです。
神戸市は、17日午前、記者会見し、感染症指定医療機関の神戸市立医療センター中央市民病院に入院する県内の70代の女性患者が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
女性は一時、すでに感染が確認されている患者と同じ病棟に入院していたということで、市が感染経路を調べています。
また、すでに感染を発表していた40代の男女3人と20代の女性1人は、中央市民病院に勤める看護師や看護助手だったことを明らかにしました。
さらに、感染を発表していた70代の男性は、この病院に入院する患者だということです。
男性患者は、先月23日に発熱の症状があり、その後、4回にわたってPCR検査を受けましたがいずれも陰性となり、15日、5回目の検査で陽性が確認されました。
呼吸状態が悪く、重症だということです。
中央市民病院での患者や医療スタッフの感染は、これまで明らかになっていた17人と合わせて23人になりました。
病院内で感染が確認されたのは、8つの病棟や内視鏡センターなどあわせて10か所にのぼり、病院ではこのうち病棟を1つ閉鎖していて、現在、医療スタッフ190人が自宅待機となっているということです。
【“検査5回目で陽性”も】
今回、発表された感染者のうち、70代の男性の患者は、先月23日に、発熱の症状が出て、29日にPCR検査を行いましたが陰性でした。
その後、男性は肺炎の症状があったため中央市民病院に入院し、あわせて3回にわたってPCR検査を受けましたが、いずれも陰性だったということです。
病院では、一時、男性を一般の病棟に移しましたが、再び呼吸状態が悪化して重症となり、15日、5回目の検査を行ったところ、陽性が確認されました。
PCR検査で陰性が続いたことについて、中央市民病院の木原康樹院長は、「ウイルス検査で2回陰性が続いた場合、感染力が弱まると言われているが、もはやその考え方は危うい。検査結果だけで明確に『この人はクロで、この人はシロだ』とは、言えない」と危機感を示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200417/2020007612.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る