2017/09/20【衛生管理】使い捨て医療機器を再使用 大阪市立大病院 /大阪府

【衛生管理】使い捨て医療機器を再使用 大阪市立大病院 /大阪府

大阪市立大病院は20日までに、国の通知で再使用が禁じられている使い捨て用の医療機器を滅菌処理して使っていたと明らかにした。2015年9月以降で約130人の患者に使用しており、健康被害を調査している。

病院庶務課によると、医療機器は骨に穴を開ける「ドリルバー」約40種類や、骨を切断する「ブレード」約10種類。ドリルバーは整形外科や形成外科、歯科口腔(こうくう)外科などで使われていた。洗浄して滅菌していたという。

手術の際には多数のサイズを並べて患者に合う機器を使うが、手術後には全て破棄する必要がある。庶務課の担当者は「全て破棄するのは非効率との声があり、結果として今まで再使用を続けてしまった」としている。

厚生労働省は04年以降、3回にわたり、感染防止の観点から、使い捨ての医療機器は再使用しないよう各都道府県に通知を出している。

8月に兵庫医大病院で再使用が発覚した問題を受けて、大阪市立大病院は8月30日に院内調査を実施。再使用が分かり、9月1日に近畿厚生局に報告した。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASHC19H6P_Z10C17A9000000/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る