2017/12/22【ペット】ペットのかかりやすい病気と保険の補償

【ペット】ペットのかかりやすい病気と保険の補償

ペットは体調が悪くなっても言葉で伝えられないため、飼い主が異変に気づくことで早期治療につながる。かかりやすい病気について知っておくことは、大切なペットを病気から未然に防ぐためにも大切なことだ。病気は色々あるが、特にかかりやすい病気というものもある。ここでは、犬と猫を例にあげてどんな病気にかかりやすいのか、ペット保険から支払われる保険金でどれくらい補填できるのか、診療費の事例をみてみよう。

■犬が最もかかりやすい病気

犬のペット保険の請求理由で最も多いのは、通院では「外耳炎・外耳道炎」、入院と手術では「歯周病」だ。

「外耳炎・外耳道炎」の原因は、細菌や耳ダニ、アレルギー皮膚疾患など様々。初期症状では耳から普段と違う臭いがして、首のあたりを頻繁に掻く、頭を強く振るなどで痛みを訴えることが多い。軽度の症状であれば点耳薬で治る場合が多いが、痒みや感染がひどい場合は治療に通院が必要な場合がある。

また「歯周病」は、重症化すると細菌によって内臓疾患を引き起こすこともある恐ろしい病気だ。歯と歯茎の間の「歯周ポケット」に細菌が入り込んで歯周病になる。歯周病の予防は、人と同じ様に歯磨きをしっかりすることが大切だ。

■猫が最もかかりやすい病気

猫のペット保険の請求理由で最も多いのは通院では「ぼうこう炎」、入院では「腎不全」、手術では「歯周病」だ。「歯周病」は犬と同じく猫もかかりやすい。

「ぼうこう炎」の原因は細菌、ストレス、結晶など。主な症状は頻尿になる。排尿の頻度や排尿姿勢から飼い主が異変に気付きやすい病気だ。おしっこが出にくいだけだからと気に留めずに様子を見ていたら、急性腎不全を起こして重症化するケースもある。

腎臓の機能の低下した状態を「腎不全」という。元気がない、または食欲不振や嘔吐、おしっこの回数が増えるなど異変がないか毎日確認することが大切だ。予防としては塩分を少なくたんぱく質を含んだ食事など健康的な食生活が重要だ。

■犬の診療費 支払い事例

犬の入院・手術の最も多い請求理由:「歯周病」
麻酔下での歯垢除去の診療費:5万円

<ペット保険の補償例>
・保険会社が補償(保険金支払割合)70%:保険金3万5千円
・自己負担30%:自己負担額1万5千円

■猫の診療費 支払い事例

猫の入院の最も多いとされる請求理由:「腎不全」
静脈点滴・血液検査の診療費:20万円

<ペット保険の補償例>
・保険会社が補償(保険金支払割合)70%:保険金14万円
・自己負担30%:自己負担額6万円

この事例では年間の支払い限度額が設けられているペット保険をあげている。このほか年間の支払いに対する限度額以外に、通院・入院それぞれ1日あたりの額、利用できる日数、手術1回あたりの額、年間利用できる回数に上限を設けているペット保険がある。

ペットの病気は予防できるものもあれば、突然症状として現れるケースもある。飼い主ができることは、ペットの異変に気付いたら早い段階で病院に連れて行くことだ。万が一に備えてペット保険に加入しておくことは、診療費にかかる自己負担が軽減できるというのは飼い主にとって心強い支えとなるだろう。

https://www.jomo-news.co.jp/life/oricon/23135

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