2021/03/11【食中毒】おかず再利用が発覚した釜山の食堂、15日間の営業停止処分 /韓国

生配信サイト「アフリカTV」の「イベント放送」中にカクトゥギ(大根の角切りキムチ)を再利用する場面がそのまま映り込んでしまった釜山のある有名テジクッパ(豚肉のスープご飯)専門店が、管轄の区庁から15日間の営業停止処分を受けた。
釜山市東区は11日「調査の結果、問題の食堂がおかずを再利用していたことが確認され、食品衛生法違反で15日間の営業停止の行政処分を下すとともに、刑事告発した」と発表した。
この食堂のおかず再利用は、アフリカTVの有名な放送者、BJパイさんが今月7日、同食堂で料理を運ぶ自分の姿を生配信しているときに発覚した。この日の配信は食堂の売り上げの2倍を寄付するという目的で行われ、視聴者が客として来店していたが、配信中に店員らが客に出したカクトゥギ(の残り)を厨房に戻し、別の客の皿に取り分ける場面が映り込んだ。東区の有名なテジクッパ専門店の一つであるこの食堂は、BJパイさんの伯母が営む店だった。
この場面が生配信に映り込んだ後、問題の動画がインターネットで拡散され、波紋が拡大した。「もともと釜山では混ぜて食べる」「カメラに取られていても自然に振舞っているのを見ると、(おかず再利用は)一度や二度ではないな」などの非難や不満が殺到し、管轄の地方自治体である釜山東区が8日、即座に調査に乗り出し、この日行政処分を下した。
東区側また、この食堂を刑事告発したが、今後は検察が事実確認と調査を行い、3年以下の懲役または3000万ウォン(約190万円)以下の罰金などの処罰を決める手続きが行われる。
釜山市はまた、この食堂のカクトゥギ再利用問題が大きな波紋を呼んでいることを受け、11日から17日にかけてテジクッパ専門店750店を中心に地域の飲食店のおかず再利用に対する大々的な取り締まりに乗り出した。釜山市の特別司法警察課は「きょうから6組18人の取り締まり班を稼働させ、地域の飲食店の食べ残し再利用に対する特別企画捜査を実施することにした」と説明した。
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