【マラリア】マラリア感染者が増加中、再感染のリスクも /ベトナム
この2週間で、ホーチミン市熱帯病病院にかかったマラリア重体患者は3例、うち2人が特に重篤で、治る見込みはない。
Dong Nai省のCさんは12月6日に痙攣と黄疸で入院し、悪性マラリア熱、脳・肝臓・腎臓の合併症、重度の呼吸困難と診断され、人工透析などの治療を受けたが、翌日家族に引き取られた。
11月にも子供4人(Dac Nong県3名、Binh Phuoc県1名)が悪性マラリアで入院している。
熱帯病病院長によると、2016年のマラリア患者は95人でうち15人が悪性、1人が死亡。
2017年は12月7日までに113人が感染、19人が悪性。
同院感染症科によると、通常は経口の抗マラリア薬で治療するが、悪性の場合は注射での治療が必要になる。
通常の場合でも正しく薬を服用しなければ悪性に陥る。
「薬剤耐性のため現在有効な抗マラリア予防薬というものは存在しない。
マラリア流行地域を出て1カ月以内に震え、嘔吐、下痢、重度の頭痛、深刻な貧血の症状があれば、すぐに病院に行ってほしい」とし、きちんと予防しなければ再び感染する、と警告している。
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