2018/01/30【インフルエンザ】インフルエンザ流行警報 病児保育施設が足りない! /東京都

東京都内でインフルエンザが猛威を振るっています。東京都が「流行警報」を発表する中、文京区にあるインフルエンザなど病気の子どもを預かる施設は連日満員となっていて、対応できる施設が不足しています。
文京区にある保坂病児保育ルームは、風邪や感染症などで保育園や小学校に行けない子どもを預かる専用の保育室です。年明けからインフルエンザでの利用者が急増し、定員6人の枠は連日満員です。保坂こどもクリニックの保坂篤人院長は「(電話予約の)10人から12人ぐらいのほとんどがインフルエンザ。翌朝に利用したいとキャンセル待ちしている状態が続いている」と話します。この保育ルームには感染症専用の隔離室もありますが、この日は6人全員がインフルエンザで、広い部屋もインフルエンザにかかった子たちの過ごす部屋として使用していました。
東京都によりますと、1月21日までの1週間のインフルエンザの患者数は、1医療機関当たり49.7人に上り、東京都が調査を始めた1999年以来、最も多い人数でした。
利用した子どもの親は「子どもが2人ともインフルエンザA型で、長引くとしばらく会社を休まなければならない。こういう所があって助かる」「キャンセル待ち5人目で、当日の朝にキャンセルが出て頼むことができた」などと話していました。
東京都によりますと、東京23区の中にはこうした施設がない自治体もあり、病児保育の環境が不足しているのが現状です。そこで都は、自治体への整備費の補助のほか、今後は、駒込病院や小児総合医療センターなど都立病院の小児科に併設する準備を進めていて、子育て支援を拡充していきたい考えです。
http://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=46512556

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