2018/03/25【狂犬病】<狂犬病ワクチン>仙台、接種率最低76%に 室内飼い増 危機意識薄く /宮城県

【狂犬病】<狂犬病ワクチン>仙台、接種率最低76%に 室内飼い増 危機意識薄く /宮城県

国が法律で年1回義務付ける犬の狂犬病のワクチン接種率が下がり続けている。室内飼育の増加に伴う感染への危機意識の薄れなどが背景にあるとみられ、仙台市では本年度の接種率が現行制度で過去最低の76.0%に落ち込む見通し。未登録の犬も多く、実際の接種率は全国で約5割にとどまるとの推計もあるが、国などは抜本的な解決策を打ち出せていない。

狂犬病予防法は生後91日以上の犬に自治体への登録と、年1回の狂犬病ワクチン接種を義務付ける。接種率の推移はグラフの通り。登録が毎年必要だった1994年度まで接種率はほぼ100%だった。登録と同時にワクチンを接種していたためだ。95年度に生涯1回の登録で済むよう改正された。

仙台市では本年度、東日本大震災の影響を受けた2011年度の77.9%を下回り、過去最低となる見込み。昨年12月末現在、市内の犬の登録は4万8408件。対する接種数は3万6783件だった。

市動物管理センター(宮城野区)の小野寺順也所長は接種率低下の理由を「室内で飼う小型犬が増えているからではないか」とみる。毎年4~6月の接種期間になると「外に出さないのに必要なのか」との問い合わせを受けるという。

実際の接種率はさらに低いとみられる。ペットフード協会(東京)が推計した16年の全国の犬の飼育数は987万匹で、登録数645万匹を大きく上回る。国が公表した接種率は71.4%だが、推計値から試算すれば46.7%になる。

厚労省結核感染症課の担当者は「接種率が下がり続けるのは望ましいことではない。法律上の義務だと地道に啓発するしかない」と話す。

仙台市内の未登録犬数は不明。市獣医師会の小野裕之会長は「動物病院に通う飼い主は意識が元々高い。行政や獣医師の目の届かない飼い主にどう働き掛けるかは難しい問題」と語る。

[狂犬病]狂犬病ウイルスが神経や脳を侵す病気。犬やコウモリ、アライグマにかまれるなどしてヒトを含む全ての哺乳類に伝染する。潜伏期間は1~3カ月で、発症すると幻覚や精神錯乱を起こし、ほぼ死亡する。世界ではアジアやアフリカを中心に年間5万人以上が亡くなっている。国内では1957年以降は発生していないが、2006年には海外で感染して発病した事例が2件あった。

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180325_13006.html

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