2020/02/26【新型コロナウイルス:COVID-19】米CDC「アメリカでもいずれ継続的感染起きる」 /アメリカ

アメリカCDC=疾病対策センターは、アメリカでもいずれ新型コロナウイルスの継続的な感染が起きることになるという見通しを示したうえで、影響を最小限にとどめるために地域社会でも流行に備えた体制を整えるよう求めました。

アメリカCDCで新型コロナウイルス対策を率いるメソニエ局長が25日、電話で記者会見を行いました。

この中でメソニエ局長は中国だけでなく、韓国や日本、イタリアといった国で感染経路が不明なケースが継続的に起きていて、世界的な流行が近づいているという認識を示しました。

そのうえで、「これまで中国からの旅行の規制や検疫の強化で感染者を最小限に抑え、時間を稼いできたが、いまや、アメリカで感染が広がるかどうかではなく、いつ広がるかという問題になりつつある」として、アメリカでもいずれ新型コロナウイルスの継続的な感染が起きることになるという見通しを示しました。

さらにメソニエ局長はいますぐにアメリカ人の生活に影響が出るリスクは低いとしながらも、「学校の閉鎖や大規模な集会の中止など、生活に影響が出るような対応をしなくてはならないことも起きうる」として、影響を最小限に抑えるために、インフルエンザの世界的な流行に備えたガイドラインを参考に、地域社会でも流行に備えた体制を整えるよう求めました。

米厚生省「パニックにならないよう準備」

一方、アメリカ厚生省は25日、記者会見を行い、新型コロナウイルスについて「各国で急速に感染が拡大しているが、アメリカ国内では大統領と対策チームの積極的な取り組みのおかげで感染拡大は封じ込められている」と述べ、アメリカ国内ではこれまでのところ適切に対処できていると強調しました。

そのうえで、アメリカでもいずれ継続的な感染が起きるという見通しを示したCDC=疾病対策センターが同じ日に行った会見の内容に関連して、「アメリカ国内でもいずれ感染は広がると想定している。実際にそうなった時に国民がパニックにならないように政府は被害を減らすための準備をしているということを知ってもらうことが大切だ」と説明しました。

https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200226/k10012301611000.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る