2020/04/09【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナ新たに5人感染 2人は郵便局員 「クラスター認識」  /福島県

【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナ新たに5人感染 2人は郵便局員 「クラスター認識」  /福島県
識者「熱出たら休んで」
県内では8日、新たに5人の新型コロナウイルス感染が確認され、感染者は累計29人となった。5人のうち2人は二本松郵便局員。同局では7日にも3人の感染が確認されたばかりで、記者会見した戸田光昭・県保健福祉部長は「クラスター(感染集団)として認識した。感染源の特定に向けて濃厚接触者を調査し、拡大防止に努める」と語った。
県や福島、郡山、いわき各市の保健所によると、今回の5人は〈1〉郡山市の50歳代同局員男性〈2〉福島市の40歳代同局員男性〈3〉同市の20歳代男子大学生〈4〉いわき市の40歳代会社員男性〈5〉南相馬市の30歳代作業員男性。いずれも軽症だという。
郡山市の局員は3月24~28日に勤務し、7日に感染が確認された職員の面談や指導を担当。4月1日から発熱やのどの痛みが出た後、医療機関2か所を受診しており、知人1人と医療関係者5人の計6人が濃厚接触者となった。
福島市の局員は外回り営業を担当。3月30日に発熱後、4月2日まで勤務を続けた。日本郵政によると、同局には134人が勤務しており、金光敬二・県立医大教授(感染制御学)は「熱が出たら仕事を休まないと感染の輪が広がる。組織として対応することも重要だ」と話した。
福島市の男子大学生は実家に帰省中で、7日に感染が判明した50歳代男性局員の息子。症状が出る前は「飯坂ホテルジュラク」(福島市)でアルバイトをしており、同ホテルは当面自主休業すると公表した。
いわき市の男性は1日に市内の勤務先を退社後、のどの違和感を覚え、2日以降は会社を休んでいた。市は男性の家族4人(妻、小学生2人、未就学児1人)について検査し、同僚らの接触歴も調べる。
南相馬市の男性は、環境省発注の放射線量測定業務を担当していた。同省によると、同僚は現在、業務に従事していないという。
新たな感染者判明で、いわき市は、男性の子供が通う市立湯本第三小学校と「さかえ保育園」を9日から22日まで休校・休園すると発表。南相馬市は市内21小中学校を9~13日、臨時休校にすると決めた。ただ、保護者の都合などで登校せざるを得ない子供は受け入れ、給食も提供する。
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