【麻疹:はしか】麻疹患者増え677人に=予防接種率の低下も原因 /ブラジル

【麻疹:はしか】麻疹患者増え677人に=予防接種率の低下も原因 /ブラジル

17日までに感染が確認された麻疹(はしか)の患者が677人に増えたと保健省が18日に発表したと同日付現地紙サイトが報じた。

真性患者の数は、アマゾナス州444人(感染確認中は2529人、以下同)、ロライマ州216人(160人)、リオ州7人(33人)、リオ・グランデ・ド・スル州8人(2人)、サンパウロ州とロンドニア州各1人(確認中は0)となっている。

19日付の世界保健機構(WHO)の発表によると、世界規模で見た麻疹は予防接種率の低い国中心に増加傾向にある。17年に確認された患者は17万3330人で、前年より4万1千人以上増えた。米州大陸の患者は775人だった。

麻疹以外で患者が増えた病気は、ポリオ(脊髄炎、96人、前年比54人増、米州での患者は0)、ジフテリア(1万6千人強、9千人増、米州は877人)、先天性風疹(830人、367人増)だ。

WHOは、全ての国が資料を送ってきた訳ではないと前置きしつつ、これらの病気は予防接種で予防可能と強調した。17年は欧州での麻疹患者がウクラニアやルーマニア、イタリアを中心に400%増えた。全世界平均の麻疹の予防接種率は85%だが、50%以下の国もある。ウクラニアは、17年にジフテリアと破傷風、百日咳の3種混合(DTP3)や麻疹の予防接種キャンペーンを行った10カ国に含まれている。

一方、18日付エスタード紙は、WHOとユニセフが発表した統計では17年に予防接種を受けた子供は1億2300万人で、世界的な予防接種率は上がっているが、ブラジルのここ3年間の予防接種率は下がっていると報じた。

麻疹と風疹、流行性耳下腺炎の3種混合を例にとれば、14年までの接種率はほぼ100%だったが、15年以降は、96・1%、95・4%、85%と低下している。

また、ポリオは15年の95%に対し、16年は84・4%、17年は78・5%に低下。DTPも15年までは90%超だったが、16年は89・5%、17年は78・2%に落ちた。

汎米保健機構(Opas)は、ある国で一つの病気撲滅と報じられた事は、ウイルスの蔓延がなくなったという意味ではなく、予防接種は継続が必要と警告している。

http://www.nikkeyshimbun.jp/2018/180720-23brasil.html

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