【腸管出血性大腸菌:O157】5人死亡のユッケ食中毒 肉卸売会社が1億円支払い和解

【腸管出血性大腸菌:O157】5人死亡のユッケ食中毒 肉卸売会社が1億円支払い和解

6年前、富山県や石川県などにあった焼き肉チェーン店でユッケなどを食べた181人が症状を訴え、このうち5人が死亡した集団食中毒をめぐり被害者とチェーン店が肉を仕入れた東京の卸売会社に損害賠償を求めた裁判で、卸売会社が謝罪したうえで、裁判に加わった被害者などに合わせて1億円を支払うことで和解が成立しました。

平成23年4月、焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の富山、石川、福井、神奈川の4つの県にあった店舗でユッケなどを食べた客181人が相次いで食中毒の症状を訴え、このうち5人が死亡しました。

この集団食中毒をめぐり、8人の被害者とチェーン店を経営していた「フーズ・フォーラス」が、肉を仕入れた東京の卸売会社「大和屋商店」に対し3億円余りの損害賠償を求める訴えを金沢地方裁判所に起こしていました。

この裁判で7日、大和屋商店が被害者などに謝罪したうえで、保険会社から受け取る1億円を、原告の8人の被害者と、利害関係人として裁判に参加したほかの被害者や遺族111人に支払うことで和解が成立しました。

原告の代理人によりますと、1億円は被害の程度に応じて分配されるということです。

遺族「悲しみ消えぬ」「許す気持ちない」

7日の和解協議のあと集団食中毒で家族を亡くした人たちが金沢市内で記者会見しました。

当時14歳だった次男を亡くした富山県小矢部市の久保秀智さん(55)は「和解は法律的な手続きの中での区切りにすぎない。われわれの悲しみは消えず、1ページが終わっただけだ。その後も食中毒は各地で起きていて、食に対するしっかりとした監視が必要だ」と述べました。

妻と義理の母を亡くした富山県砺波市の小西政弘さん(54)は「私たちの主張をどれくらい聞き入れてもらえるかと考えたとき、現状が限界だと感じ和解を受け入れた。6年間、大和屋商店もフーズ・フォーラスも謝罪や説明に来ることはなく許す気持ちはありません」と話していました。

大和屋商店「コメント控える」

大和屋商店の代理人は「被害者との関係もあり和解後のコメントは差し控えたい」としていて、7日、取材に応じませんでした。
富山の遺族ら 大和屋商店への訴え取り下げへ
この集団食中毒をめぐっては、金沢での裁判とは別に富山県の遺族と被害者9人がフーズ・フォーラスと大和屋商店などに対し合わせて2億5000万円余りの損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしていますが、遺族の代理人によりますと、今回の和解による解決金の支払いを確認したうえで、大和屋商店に対する訴えについては取り下げるということです。

http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20170907/k10011130901000.html

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