【尿路感染症】尿路の構造異常による子どもの尿路感染症

【尿路感染症】尿路の構造異常による子どもの尿路感染症

尿が生成されて排出されるまでの経路である腎臓、尿管、膀胱、尿道のことを尿路といいます。この尿路に細菌感染を起こすのが、尿路感染症です。子どもは大人よりも抵抗力が弱いことや、生理的、解剖学的な理由からよく生じる病気の一つです。ここでは、尿路感染症および三大症状の一つである腰痛について解説します。

尿路感染症とは?  尿路感染症と一言でいっても、発症部位により腎臓・尿管に起こる「腎盂腎炎」、膀胱に起こる「膀胱炎」、主に男性の尿道に起こる「尿道炎」の3つに分類されます。さらに、病気の過程から「急性」と「慢性」に分けられます。

この尿路感染症は、小児にも多くみられます。子ども特有の原因として、膀胱尿道逆流など尿路の先天的な構造異常が挙げられます。特に乳幼児の尿路感染症では尿路の構造異常が多く、具体的には新生児および幼児の約5割、学童の約2~3割にみられます。その他、おむつをはいている時に発汗や尿などで陰部が不潔になりやすいといった理由もあります。

腎盂腎炎では腰痛、高熱、尿のにごりが三大症状として挙げられます。急性膀胱炎では排尿時痛、頻尿、尿のにごりが三大症状とされます。慢性よりも急性の方がはっきりとした症状がでます。尿道炎は大人の性感染症が主であり、小児はまれです。

しかし、腎盂腎炎を発症していたとしても新生児と乳児では発熱以外の症状が出ない、もしくは分かりにくいことがあるため注意が必要です。年長時になると排尿時痛や頻尿といった症状を訴えることもあります。
腎臓の腰痛の原因 尿路感染症の腰痛は、尿路の中でも腎臓にまで炎症が及んだ腎盂腎炎で特徴的に起こる症状です。腎盂腎炎は、膀胱から腎臓にまで細菌が逆流して腎臓に感染を起こした状態です。重症の場合は血管に細菌が入り込み、全身に菌が散らばる敗血症を生じることがあるため注意が必要です。

腎臓などの内臓の痛みは直接その臓器に痛みが生じます。
しばしば関連痛といって臓器から少し離れた部位に痛みを自覚することがあります。例えば、心筋梗塞の時に左肩痛として自覚したり、虫垂炎で上腹部痛として感じることがあるのも関連痛によるものです。また、腎臓の神経は腹部にも及ぶため、腹部全体に痛みを感じることもあります。

診察では、背部から腎臓のある位置を押したり(触診)、トントンと叩いて(打診)痛みがないかも確認します。これらの他にも、尿検査や血液検査、造影検査などを行い、総合的に尿路感染症の診断および部位や原因の特定を行います。

乳幼児では腰痛がはっきり現れないため、発熱、不機嫌、オムツが臭い(尿が臭う)ことで親が気がつくことが多いようです。このような症状を認めた際は、早めに小児科を受診しましょう。

http://news.ameba.jp/20170531-717/

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