【ハンタウイルス】日本でも実験施設のラットから流行した「ハンタウイルス」米国8人が感染 /アメリカ

日本でもかつて国内の動物実験施設を中心に流行した、ネズミが原因の「ハンタウイルス」の患者が、米国中部で8人発生したと米疾病予防管理センター(CDC)が明らかにした。

CDCによると、ウィスコンシン州のラット繁殖農家の農場主2人が昨年12月、38度以上の高熱や頭痛などの症状で入院。血液検査の結果、ネズミが媒介するハンタウイルスの一種である「ソウルウイルス」の陽性反応を確認。その後、ラットの仕入れ先であるイリノイ州の飼育施設でも6人が同じ病状であることが判明。

報告を受けたイリノイ州公衆衛生局とウィスコンシン州保健局は直ちに、ソウルウイルスが持ち込まれた感染経路の追跡調査とウイルスの拡大防止対策に着手した。

ソウルウイルスは、極東ロシアや中国北部、朝鮮半島での発生が多く、糞や尿の微粒子を吸い込んだり、ネズミに噛まれた傷口から感染するケースが多い。

日本では第二次世界大戦前に、旧日本軍が中国東北部に進駐した際に多数の兵士が何週間にもわたって高熱を発し、当時は「未知の流行性出血熱」として報告された。

朝鮮戦争時には国連軍の間で3200人近い不明熱が発生したことから、注目されたが、当時は原因がわからず、1976年に韓国・高麗大学の調査で原因はネズミだと判明した。国内ではその後も、1970年代半ば〜84年にかけて、ラットを使う動物実験施設で127人近くが感染、うち1人が死亡している。

米国では最近まで注目されていなかったが、1993年〜97年にかけて、南西部に住む先住民族を中心に肺水腫を伴う急性呼吸器不全が大流行し、この時の致死率は40%を超えた。

日本の国立感染症研究所によると、「国内では1984年のラット実験施設での感染以降、患者の報告はないが、港湾地区のドブネズミは今もウイルスを保有している」として、家の周りにネズミの巣を作らせず、しばらく使っていない物置の掃除や、キャンプなどのアウトドア活動では注意するよう衛生対策を呼びかけている。
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/8/18776.html

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